映画セーラー服と機関銃が公開当時予備校生だった私は
新宿の予備校に通っていました。
この年の夏、セーラー服と機関銃は
新宿で撮影された部分が多くあり
歌舞伎町付近を通行中、ロケ隊を目撃していましたが、
それが、何を撮影しているか分からず
付近にいたであろう薬師丸ひろ子さんを
目撃することもありませんでした。
亡くなられた相米信二監督は長回しが有名で
銅像の前からバイクで二人乗りをして疾走するシーンまでが
カットを割らずに撮影されていますが、
この銅像は私が通っていた予備校の裏にあり
裏の非常階段で移動することが多かった私は、
この銅像をよく上から眺めていたものでいたものでした。
そんな事も露知らず、劇場公開初日
舞台挨拶を新宿の映画館に見に行くと
米粒ほどの薬師丸さんを見る事ができました。
映画の中で、あのときの撮影隊はこれだったのかと気づき
やるせない思いになって、映画館の脇の人だかりを避けて帰って
翌日TVを見ると、その人だかりの中心が薬師丸さんだったと知り、
またがっかりしました。
この曲を聴くと、あの夏の歌舞伎町と新宿2丁目の雑踏を思い出します。
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